養徳社は、「営利にとらわれずに良書を発行し、わが国出版文化の発展に貢献する」という天理教2代真柱の構想のもとに、昭和19年(1944)10月14日、天理時報社出版部を発展的解消、甲鳥書林、六甲書房、朱雀書林、古書通信社を吸収合併して、新たに株式会社として設立された。
それ以来、人文科学、文芸、学術部門などの出版事業に尽力したが、昭和27年4月、事業を縮小、以来教外向き出版としては、過去からの継続事業である一部の特別な学術書、専門書の出版を行う。この部門では、昭和42年11月に、『朝鮮語辞典』の出版で、毎日新聞社より毎日出版文化特別賞を受賞している。
一方、昭和24年5月から、「だれにでも気軽に読める信仰と教養の家庭雑誌」をキャッチフレーズに、天理教信者向きの月刊誌『陽気』を発行するとともに、教内向き単行本を随時出版している。なお、『陽気』は信仰体験雑誌として天理教内外でも高い評価を得て、天理教文書伝道の一翼を担って現在に至っている。 |